![]() 「夢遊病」 fromAlbum「水中物語」 クィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を初めて聞いた時、 その破天荒なオリジナリティに驚愕した憶えがあります。 でも時を経て気付きました。 10CCの「DON'T HANG UP」に似ているな・・・と。 そして「パリの一夜」の影響は明らかです。 10CCの傑作「オリジナルサウンドトラック」 映画大好きなメンバー(特にゴドレイ&クレーム)が集い、 映画仕立ての曲を集めた稀有なアルバムです。 ただし曲調も歌詞も統一感がありません。 1曲目の「ワンナイト・イン・パリス」はミュージカル仕立て。 「パリの一夜」「同じその夜のパリ」「夜がふけて」の三部構成。 女郎宿の女主人、博打うち、ストリッパー、そしてパリの人々。 古き良きフランス演劇界を描く仏映画 「天井座敷の人々」の世界を思い起こします。 続いて、失恋を強がって見せる 傑作「アイム・ノット・イン・ラブ」が突出し、 アルバム全体のイメージを覆い勝ちですが、 様々なジャンルの映画をまとめて観(聞け)ることが出来るアルバムです。 歌ラストのドンデン返しが英国人らしい、 ブラックユーモアで捻りの効いた「ブラック・メイル」。 溢れるばかりの悪意を、 思いつく限りの罵詈雑言を、 特定不明の"あいつ"にぶつける「フライング・ジャンク」。 乱れきった世の中への再降臨を 皮肉混じりにキリストへ呼びかける「2度目の最後の晩餐」。 そして最後に「ザ・フィルム・オブ・マイ・ラブ」で、 映画への愛を謳い大団円を迎えます。 そのすこぶる映像的な曲を作る10CCは、 やがてホリーズ「バス・ストップ」や、 ヤードバーズ「フォ・ユア・ラブ」を作曲した グルードマン&スチュワート組と、 結局本格的な映像分野に進出した ゴドレイ&クレーム組に分裂しました。 そんな彼らが監督したポリスの 「シンクロニシィティ・コンサート」は 革新的なロックのライブ映像でした。 従来より格段に多い台数のカメラを駆使して 凝った編集のカット割が、 ポリスの音楽、特にスチュワート・コープラントの 叩くスネアのビートとシンクロすると同時に、 彼らの表情や演奏姿を丹念に追いました。 そして特筆すべきはコンサートを楽しむ観客達の姿。 時に印象的なビジュアルコラージュなど加え、 フィクショナルな映像技法を駆使して、 逆にライブでの臨場感を再構築し、 その後のライブ映像がここから変わった傑作です。 「水中物語」収録の「夢遊病」は、 子供の頃友達に聞いた怖い話を歌にしました。 曲の抑揚が激しく、地の底から漂うような歌い出しから サビで一気に天辺まで駆け上がります。 雪山に遭難する第1幕、 恐怖で友人を殺し、自殺する第2幕、 そして第3幕では主人公が、 自殺して明らかになった真相を歌います。 より映像的な唯一無比の歌を目指した 「夢遊病」が偶然にも、 ほぼ同じ内容の話が「夜にも奇妙な物語」で 映画化されていました。 ![]() 第八話 「夢遊病」 友と二人雪山に登る 天気が崩れ遭難する テントに篭もり応援を待つ 嵐は去ったけど助けは来ない 体が衰弱しきって山を降りられなくなる やがて友が息を引き取る 悲しみのうちに亡骸を埋める 友の亡骸を埋める 翌日目を覚まし寝返りを打つと 埋めたはずの男が隣りに横たわっていた 恐ろしくなってさらに深くへ埋める 翌日目を覚ますと隣りに横たわっていた それを一晩二晩繰り返すうち 恐怖のあまり発狂して自らの命を絶つ 気が狂い、自殺する、自殺する、自殺する 成仏できずに辺りを彷徨ううちに 救援隊が駆けつける 彼らの会話の中から一つの意外な事実を知る 孤独に耐え切れなかった自分が 一度埋めた死体を無意識のうちに 掘り起こしていたことを 掘り起こしていたことを |
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Family incest. 2008/11/25 11:17 |
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