![]() 「嫌な奴」 fromAlbum「水中物語」 NASのアルバムは毎回発売と同時に買っています。 そう、NEXT ILLMATICを求め続けているのです。 「STILL」ではありません。「NEXT」なのです。 そしてこの度、最新アルバム「HIP HOP IS DEAD」が 晴れて私個人のNEXT ILLMATICとなりました。 (勿論今後も求め続けますが ・・・) 言い尽くされた感ありますが、 「ILLMATIC」は勿論私にとっても別格です。 僭越ながらNASのアルバムをマイ・フェイバリット順に並べると 「STILLMATIC」 「I AM ・・・」 「GOD'S SON」 「STREET DISCIPLE」 「IT WAS WRITTEN」 「NASTRADAMS」 まあ、割と一般的評価と合致すると思います。、 アルバム「HIP HOP IS DEAD」は お馴染のサラーム・レミ、L.E.S、 そして今回なんとウィル・アイ・アムが メインプロデューサーとなっています。 加えてDr・ドレー、カニエ・ウェスト、スコット・ストーチと、 今を時めくプロデューサー達が名を連ねます。 才能ある彼らが持ち寄ったバックトラックは、 アルバムに多様性を持たせながらも、 派手にならないよう寸止めされ、 ストイックな抑制感さえ漂います。 私はそこに「ILLMATIC」の呪いを感じるのです。 特に今回不在のDJプレミアの影を ・・・・ 今はサラーム・レミがNASの盟友として、 その影に敢然と立ち向かっています。 NASが80年代活躍したラッパー達を連呼する 「WERE ARE THEY NOW」では、 「GET DOWN」に続くJB使い。 漆黒のファンキービートに乗っかった、 アンプに直接シールドをぶち込んだ ノンエフェクトギターによるスケールアウト気味な フレーズがメチャカッコ良いです。 ウィル・アイ・アムは相変わらず意表を突いた、 派手なネタ使い(ex,ナット・キング・コール)を しながらも細かい気配りを施し、 ブラック・アイド・ピーズのように “そのまんま使いました”的な匂いを消しています。 Dr・ドレーは途中ブリッジさえ入れることなく、 音を1ミリも変化させず、ワンループで押し切ります。 カニエのプロデュース曲は、 彼のソロに入っているどの曲より好きで、 私個人的に大好きなカニエ・プロデュースの3曲、 トゥイスタ「オーバーナイト・セレブリティ」 ドゥ・オア・ダイ「ハイアー」、 コモン「フェイスフリィ」と並ぶ名曲です。 スコット・ストーチのチョップはセンス抜群。 マービン・ゲイ「アフター・ザ・ダンス」の 大ネタ使いに頼ることなく、絶妙なタイミングでチョップされた、 独創性高いサンプリングワークを披露します。 今回CDに対訳が無かったので、 細かい意味を汲み取ることなく NASのラッピングに集中して聞くと、 やはり「ILLMATIC」の頃より格段に上手くなっています。 「STILLMATIC」に収録された「ルール」でのライミングは 白人ロック(ティアーズ・フォ-・フィアーズ)のネタ使いをしたため、 あまり評価されていない見たいですが、 彼の一つの到達点だったと思います。 イラク戦争に対する“ハイプな情報”に左右されず、 世の中に溢れかえる“情緒的な正義”に目もくれず 正しい知識に基づいた、アフロアメリカンらしい、 久々の痛快戦争批判ソングでした。 時事的な問題を取り入れれば偉いという訳ではありません。 ですが、ラップに限らずポピュラーミュージックが、 戦争反対を唱えると、何処か上辺だけをなぞり勝ちです。 「ストリート」という概念の差が、この辺から開いてしまうのでしょう。 勿論米国の数多ラッパー達のライムも同じことに陥りがちです。 要はNASが特別なのです。 単なるギャングスタ的なラップに留まらず、 身近な出来事を、ストリートで培った知恵を基に 広く深くそして激しくアナウンスできるのでしょう。 私は好きですがファボラスやキャシディには未だ経験浅く、 JAY−Zや50CENTはそこまで興味が至っていません。 彼らは今、ギャングスタ的ライムから自己を掘り下げるライムへ 以降する過渡期なのでしょう。 「ラップは(白人中心社会米国で黙殺される)黒人のCNNだ!」 パブリック・エナミーのチャック・Dの 名言を有言実行しているNASですが、 現在のラップはジャパネットたかだのような、 インフォマーシャルに成り下がっています。 そこから如何にHIP HOPを再生させるかが、 NASの背負った使命、ひいては 「HIP HOP IS DEAD」のテーマなのです。 ただ最後に断っておきますが、 シリアスだからNASが偉い言っているのではありません。 唯一無比だから偉いのです。 「水中物語」収録の「嫌な奴」は、 怒りをぶちまけて他人を批判をしている自分自身を、 もう一人の自分が客観視しています。 「感情的になるな!判断が鈍る」 「ゴッド・ファーザーV」でゴッド・ファーザーの アル・パチーノが甥でファミリーを継承する アンディ・ガルシアにそういって諭します。 そう、正しい知識を、正しく使うことに、 唯一無比の道が開かれるのです。 第ニ話 「嫌な奴」 ふざけんなあいつがいい奴なんて みんなすっかりあいつの口車に乗せられている どうしてみんな解ってくれないんだ 上っ面だけで中身を見る目を持とうとしない 奴の株が上がっていくのを 指をくわえて黙って見ているだけなんて絶対に 耐えられない 我慢できない 絶対許せない 皆に真実を伝える義務がある いつの日だったかいきなり 馴れ馴れしく話し掛けてきて ハエみたいにしつこく周りに纏わりついてくる 深刻ぶった顔で人の心へ土足で踏み込み 抽象的過ぎて紋切り型の正義を振りかざす 胡散臭い笑顔で人を励ましておきながら 次の日何故か皆の話のネタにされてるだけなら まだ我慢できるけど そう事実が完全にネジ曲げられている 身に覚えのない話をみんなが振ってくる 全部あの野郎の仕業に違いない ちょっとした人との会話の流れの中に さりげなく真実を忍ばせていく 気づかれないギリギリのところで バレても咎められ無い程度に喋るだけなら後には残らない そこを上手く利用しない手は無い そう自分の手を一切汚す事無く作られた無数の真実の輪が 黒い噂となってあいつの周りであいつの周りで 大きく膨れ上がってく 大・大・大・大きく 大きく膨れ上がってく あいつのバケの皮を一枚一枚剥いでゆく 結局輪を広げ過ぎたんだと思う 気が付くと自分自身がひんしゅくを買っていて周りから孤立する でもそれでも 声を大にして言ってやる あいつは 嫌な奴なんだ あいつは 嫌な奴なんだ |
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nas hiphop
初めての投稿になりますけど、最初は俺の大好きなnasのファーストアルバム! このアルバムはヒップホップを語る上では避けては通れないクラシック中のクラシックです!聞いたことのない人、まだヒップホップを聞き始めて間もない人是非聞いてみてください お勧め度:|[:星:][:星:][:星:][:星:][:星:] ...続きを見る |
DJ M 音楽紹介 HIPHOP.R&a... 2008/02/06 18:51 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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TBありがとうございました。 |
BWV 2006/12/25 14:57 |
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